転ばぬ先の杖!登山用ヘルメットの選び方

登山に必ず必要なものとしては、風雨から身を守るレインウェア上下や、たくさんの荷物を収納し耐摩耗性に優れて頑丈なザックなど、様々なアイテムがあります。
最近になって、その価値が見直されつつあるアイテムが、ヘルメットです。
登山用ヘルメットの役割は、落石から頭部を保護することや、ついうっかりと道を踏み外してしまい急斜面を滑落したときに、頭部を岩で打撲することを防ぐことなどがあります。
これらのアクシデントは、そうそう頻繁に起こり得るものではありませんが、万が一のことを考えると、山に出かけるときには必ず携帯しておくべきアイテムです。
従来のヘルメットと言えば、頑丈ではあるものの、重くて嵩張る製品が大半を占めていました。
ところが、技術の進歩に伴い、より軽量でコンパクトなサイズの製品が開発され、値段も手頃になってきています。
表面にポリカーボネート樹脂で覆われており、発泡スチロールにもより軽量で保護性能が高いものが使用されています。
重量は最軽量のものになると300グラム前後という軽さを誇ります。
また、使用しないときには折りたたむことができるフォールディングタイプのヘルメットも登場しており、ますます便利になっています。

登山の新しいカタチ!ウルトラライトとは?

登山における新しい潮流として、にわかに脚光を浴びているのがウルトラライトというスタイルです。
もともと、ウルトラライトとはアメリカで盛んに行われている超長距離ハイキングが源流となっています。
この長距離ハイキングは、1ケ月以上かけて数千キロに及ぶ距離の道無き道を走破するという過酷なものです。
この過酷な距離をひたすら毎日歩き続けるには、ザックやシュラフ、テントといった登山用具も、可能な限り軽量化することが求められます。
多くのハイカーたちによって、軽量化がツールの軽量化が考案され、実戦で試されてきました。
その成果が日本にも、ウルトラライトとして紹介されています。
登山においても、装備の重量はできるかぎり軽い方が有利だと考えられています。
一週間以上も、ピークからピークへと縦走を行うときには、テントや食料、着替えなどの装備の総重量は、実に20キログラム以上にもなります。
この重量を背負って歩き続けると、相当の体力を消耗することは当然のことです。
ウルトラライトの考え方に従って、装備の軽量化を推し進めれば、その重量を約3分の1程度にまで削ることが可能です。
装備が軽ければ、その恩恵を被るのは体力のないお年寄りや女性です。
体力に自信のない人でも、ますます気軽に山登りを楽しむことができるようになります。